それが企業における生産工程に関与しているのであれば

たとえ簡単なデジタル式の温度湿度計でも、それが企業における生産工程に関与しているのであれば、それらの温度湿度計を然るべき機関で校正しなければなりません。経産省が主導で立ち上げられた法律に計量法というのがあります。その計量法の中にはjcss校正についてきめ細かな規定が定められています。製造工程に関与するような企業では、まだ校正されていないような温度湿度計を使ってはなりません。それは法律に違反するということになるからです。例えば一般的な湿度計の精度をチェックする費用はいったいどのくらいかかるのでしょうか。最初にその結論から申し上げておきましょう。一般的な湿度計の精度をチェックする費用ですが、試験成績書が12000円となっています。もちろんこの価格は精度チェック業者によって変わってきます。多くの精度チェック業者が存在しますが、それらの業者が提供する平均的な料金が12000円程度だということです。

企業は法律を遵守して製造業を推進すべきです

一般的な湿度計の精度をチェックする時の費用は基本チェックで試験成績書が一部で12000円です。それから証明書というのが一部4000円となっています。多くの場面で必要となることが多いトレーサビリティ体系図が一部あたり1000円となっています。この他に追加チェックが必要な湿度計では、一点あたりの追加湿度チェックでは4000円の料金を徴収されます。またこれは企業が新品の湿度計を購入する場合にも利用されます。その場合はチェックの単価が若干お安くなっています。それはまだ新品であるからです。具体的には、試験成績書が一部あたり3000円です。それから証明書は一部あたり4000円です。トレーサビリティ体系図が一部あたり1000円となっています。これらの試験成績書や証明書は製造工程を持っているような企業が室内の湿度を測定する場合には必ず提示を求められます。何事も法律に遵守して企業も製造業を推進しなければならないということです。

世界の品質管理をリードするという壮大な計画

今なぜこのように製造工程を持つ企業の品質管理が厳しく問われるようになったのでしょうか。それにはある秘密が隠されていました。昔は品質管理といえばアメリカ初のTQC品質管理システムで決まりでした。それが今から30年くらい前から変化の兆しです。今から30年くらい前に、スイスのジュネーブでISO国際標準化機構というのが立ち上げられました。その目的は世界の品質管理をリードするという壮大な計画だったのです。今ではアメリカ発のTQC品質管理システムはすっかり影を潜め、スイス発のISO国際標準化機構の品質管理システムに置き換えられてしまっています。ISOの厳しい基準に合致させるために、日本もやむなく品質管理の舵をISO品質管理システムに切り替たということでしょう。

当社の強みは、電気メーターの検定及び計測器の校正等において公正中立な機関で技術で確かな信頼を築いていることです。 JEMICは、国際MRA対応認定事業者でもありますので、JEMICが発行するJCSS認定シンボル付校正証明書は、国際試験所認定協力機構(ILAC)に加盟する全ての国と地域で相互受け入れが可能です。 温度指示計器の校正はJEMICにお任せ!

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